次の文で示す病証の治療原則で最も適切なのはどれか。 「慢性の眩暈と頭痛、目の充血、のぼせ、腰がだるく力が入らない。脈は弦細数を認める。」
正解!
不正解 答え 3
1→瀉実は邪気の旺盛な状態を実を瀉す事である。瀉実の治療原則より補虚瀉実の治療原則の方が最も適切である。
2→急則治標は先に症状などに対して治療していきその後に主となっている臓などを治療するといった治療原則であり症例から適切ではない。
3→補虚瀉実は虚を補って実を出すといったものである。本症例の症状から肝陽上亢である。 肝陽を除き陰を補う補虚瀉実の治療原則が最も適切である。
4→因地制宜は気候や生活環境によって治療を変えるという治則であり症例から適切ではない。