1→この組合せでは、母体(Rh-型の女性)が初めてRh+型の胎児を妊娠すると、母体はRh抗体を産生します。しかし、一回目の妊娠では問題が起こることは少ないです。多くの場合、2回目以降のRh+型の妊娠で、既に産生された母体の抗Rh抗体が胎児に影響を与えます。しかし、選択肢に書かれている男性のRh一型は存在しないため、この選択肢は不適切です。
2→この選択肢も一型(Rh-型)の女性とRh+型の男性の組み合わせになります。前述した通り、一型の女性がRh+型の胎児を妊娠した場合、母体は抗Rh抗体を産生し、繰り返し妊娠するとその産生が増える可能性があります。したがって、「選択肢2」が正解となります。
3→この組み合わせでは、Rh+型の女性がRh-型(Rh一型は存在しないため)の胎児を妊娠する場合ですが、母体がRh+型である場合、抗Rh抗体を産生することはありません。したがって、この選択肢は誤りです。
4→この組み合わせでも、母体がRh+型であるため、抗Rh抗体を産生することはありません。したがって、この選択肢も誤りです。