1→非結核性抗酸菌感染症は、基本的には土壌や水などの環境中に存在する非結核性抗酸菌によって引き起こされます。そのため、非結核性抗酸菌感染症は主に環境由来であり、人から人への感染はあまり報告されていません。
2→感冒(風邪)の原因となるのは、大部分がウイルスであり、特にライノウイルスやコロナウイルスなどが挙げられます。細菌による感冒は比較的少ないです。
3→肺結核の治療には複数の抗結核薬の併用が必要とされています。この理由としては、単剤治療により抗薬性の結核菌が出現しやすいためです。
4→肺炎治療においては、特に病原体の抗菌薬に対する耐性が問題となります。抗菌薬の過度な使用により、耐性菌が増加しているという問題が世界的に認識されています。これは重大な公衆衛生上の問題であり、治療戦略の適切な選択や新たな抗菌薬の開発等が求められています。