1→PTB式免荷装具は、膝蓋腱支持式免荷装具とも呼ばれ、膝蓋骨のすぐ下にある膝蓋靱帯部分を前方から押さえてひっかけ、それより下を浮かせて体重がかからなくするための装具で、主に下腿骨骨折者に用いられる。
2→股関節外転装具は、股関節の外転位のみを制御する装具で、主に脊髄損傷者の立位・歩行を目的に用いられる。
3→金属支柱付膝装具は、足底から下腿までを支持する構造を持ち,主に足関節の動きを制御する。足関節が下垂足になるような弛緩性麻痺や、反対に足関節が痙性によって尖足になってしまうような中等度から重度の麻痺者に用いられる。
4→靴べら式短下肢装具は、シューホーンブレースとも呼ばれており、後面が支柱式になったプラスチック一体型の短下肢装具である。主に、脳卒中後の片麻痺による麻痺性尖足 腓骨神経麻痺や脳性麻痺者に用いられる。