次の文で示す病証について、八脈交会穴を用いた治療で最も適切なのはどれか。「背中がこわばり、陰の部が緩んで陽の部がひきつる。」
正解!
不正解 答え 3
1→公孫は、奇経八脈の交会穴で、内関と組み合わせて脾虚の際に用いられる。
2→外関は陽維脈と足の少陽胆経の交会穴であり、足臨泣は帯脈と足の少陽胆経の交会穴である。この二つを組み合わせて耳鳴、難聴、耳下腺炎などの際に用いられる。
3→八脈交会穴は、十二経脈中の経穴のうち奇経八脈の脈気と相通じている8つの重要な経穴のこと。背部のこわばりは、陽部の引きつりであり、督脈と陽蹻脈の症状と考えることができる。これらに通じている申脈と後渓の組み合わせが適切である。
4→照海は陰蹻脈であり、列欠は任脈。下腹部の内臓疾患や生理不順などの婦人病、座骨神経痛などの際に用いられる。