1→ハンセン病は感染症であり遺伝しない。
2→アザラシ肢症は先天性形態異常症である。妊娠初期に服用した薬(サリドマイドなど)が原因で引き起こされる。遺伝性ではない。
3→先天性風疹症候群は、母親が妊娠初期に風疹に感染することによって生じる。妊娠初期に風疹に感染すると、垂直感染で胎児も風疹ウイルスに感染し、白内障や難聴などの症状を引き起こす。遺伝性ではない。
4→フェニルケトン尿症は、必須アミノ酸のフェニルアラニンを変換する酵素の働きが先天的に弱く体内にフェニルアラニンが蓄積してしまう疾患で、難病指定されている。常染色体劣性遺伝の疾患である。