1→単純拡散は、濃度勾配に従って物質が細胞膜を通過する。
2→促通拡散は、単純拡散と同様に濃度勾配に従って通過する。単純拡散と違う点は、輸送担体(トランスポーター)を用いて通過する点である。エネルギーは必要とせず、エネルギーが必要なのは能動輸送である。
3→①膜動輸送、②能動輸送、③受動輸送に分けられる。食作用は①膜動輸送である。
①膜動輸送(サイトーシス)
エンドサイトーシスとエキソサイトーシスに分けられる。
エンドサイトーシスは細胞外から内へ取り込み、エキソサイトーシスは細胞内から外へ出す作用である。ATPを必要とする。
エンドサイトーシスにはマクロファージの食作用が代表的な例である。
②能動輸送
濃度勾配に逆らって輸送する。そのためATPを必要とする。輸送蛋白(ポンプ)を介して行われる。ナトリウムポンプが代表例である。
③受動輸送(拡散)
単純輸送と促進輸送に分けられる。
・単純輸送は濃度勾配に従って通過する。エネルギーは必要とせず、タンパク質も介さない。
・促進輸送は濃度勾配に従って通過し、エネルギーを必要としないのは単純輸送と同様である。異なる点は、通過の際に担体(チャネルやトランスポーター)を介する点である。
4→能動輸送は、輸送蛋白質(ポンプ)を介して取り込まれる。