1→頭半棘筋は、C7、T1~T6(横突起)、C4~6(関節突起)に始まり、後頭骨(上項線と下項線の間)に停止する。
乳様突起に停止するのは、胸鎖乳突筋や頭板状筋などである。
2→腸肋筋は、深背筋の第2層にあり、最長筋・棘筋と合わせて脊柱起立筋と呼ばれる。最大の背筋で、脊柱を伸展して起立させる作用を持つ。一側のみが働くと、体幹を側屈・回旋させる。
3→上後鋸筋は、深背筋の第2層にあり、下後鋸筋と合わせて棘肋筋と呼ばれる。
上後鋸筋は肋骨を引き上げ吸気筋として、下後鋸筋は肋骨を引き下げ呼気筋として働く。
4→板状筋は、深背筋の第2層にあり、頸部と頭部を後屈させる。一側のみが働くと、側屈・回旋する。
深背筋の第2層の板状筋・脊柱起立筋・横突棘筋は脊髄神経後枝に支配されている。
腰神経支配は大腰筋である。