次の文で示す患者の病証でみられる脈診所見はどれか。「52歳の男性。主訴は腰痛。不眠や手足のほてりを伴う。仕事の疲れがたまると眩暈や盗汗が起こる。」
正解!
不正解 答え 3
1→滑脈は痰湿や食滞がある時にみられ、脈の流れが滑らかである。
2→弦脈は弦のような張りを感じる脈で肝胆病や痛証などでみられる。
3→疲れがたまると症状が出るので虚証の病証があり盗汗と手足のほてりがある事から陰虚であり、細脈が正解である。細脈は振り幅が小さくて細いが指にはっきり感じられ陰血の不足や消耗がある時にみられる。
4→緊脈はピンと張った縄に触れたような緊張した脈で実寒証や痛証などでみられる。