1→静脈には一般的に血液逆流防止用の弁が存在するが、心臓より高い位置にある頭部の静脈や、心臓のすぐ近くにあり短い肺静脈では、静脈弁は必要とされない。
2→肺門とは肺の入り口であり、気管支のほか、肺動脈、肺静脈などの血管、さらには神経なども多数出入りしている。左右の肺門では、それぞれ2本ずつの肺静脈がみられる。なお、肺静脈には動脈血が流れる。
3→組織学的に弾性血管に分類されるのは動脈であり、動脈の弾性が、断続的な心拍出を連続的な血流に変える。静脈の血管壁は薄く、弾性線維が乏しい。
4→肺静脈は左右に2本ずつあり、そのまま左心房に流入する。