1→気管支喘息はⅠ型アレルギーに分類される。Ⅰ型は即時型、アナフィラキシー型とも呼ばれる。主に関与する免疫グロプリンはIgEである。
2→花粉症はⅠ型アレルギーに分類される。
3→Ⅲ型アレルギーは免疫複合体型またはアルサス型とも呼ばれ、可溶性抗原とIgGまたはIgM抗体との抗原抗体結合物、いわゆる免疫複合体による組織傷害である。Ⅲ型アレルギーによる疾患は、血清病、SLE、RAをはじめとする自己免疫疾患、急性糸球体腎炎などがある。
4→甲状腺機能亢進症は、Ⅴ型アレルギーに分類され、細胞表面上のホルモンなどに対するレセプターに抗レセプター抗体が結合することにより引き起こされる。Ⅴ型アレルギーには重症筋無力症、甲状腺機能亢進症・低下症などがある。