1→C5の損傷レベルでは、上腕二頭筋の運動機能が主に影響を受けます。上腕三頭筋は、C7、C8、T1の神経根に由来します。したがって、この選択肢は誤りです。
2→C8の損傷レベルでは、手の指を屈曲させる深指屈筋が影響を受けます。C8の神経根は、深指屈筋を含む手の機能に対して主たる役割を果たします。
3→L3の損傷レベルでは、主に大腿四頭筋(膝関節の伸展を担当)が影響を受けます。腸腰筋は、主にT12-L4の神経根に由来するため、腸腰筋はL3レベルでは主たる残存筋とは言えません。したがって、この選択肢は誤りです。
4→L4の損傷では、大腿前部の筋肉(膝関節の伸展を担当)や脛骨前筋(足関節の背屈を担当)が主に影響を受けます。下腿三頭筋は、S1およびS2の神経根によって支配され、L4の損傷では主たる影響を受ける筋肉とは言えません。したがって、この選択肢は誤りです。