第29回鍼灸師国家試験 問題20

1→内胚葉は3つの胚葉のうちの1つで、消化管の上皮組織（小腸を含む）はこの内胚葉から分化します。

2→半月ヒダについてですが、これは大腸に特有の構造であり、小腸には見られません。小腸の内側の表面積を増やすための構造は、むしろ絨毛（ヴィリ）と呼ばれる微細な突起です。

3→十二指腸空腸曲とは、十二指腸から空腸への曲がり部分であり、脊椎（特に第3腰椎）の左側に位置します。

4→腸間膜は、小腸全体（回腸を含む）を吊るす役割を持つ結合組織で、腸を固定しながらも一定の動きを許容するための重要な構造です。