1→コホート研究とは、ある病気にかかりやすいと考えられる要因を持つ集団(曝露群)と持たない集団(非曝露群)を比較することで、両群の疾病の罹患率または死亡率を算出する方法である。また、どのような要因を持つ者が、どのような疾病に罹患しやすいかを究明し、かつ因果関係の推定を行うことを目的としている。
2→関連していると仮説された要因と疾病との関連を調査するため、研究期間は長くなる。多大なサンプル数、時間、費用が必要である。
3→ある病気にかかりやすいと考えられる要因を持つ集団と持たない集団の将来の罹患率、死亡率を算出するため、未来に向かった前向き研究である。
4→罹患者が多い疾病を対象にした研究である。多大なサンプル数、時間、費用が必要なため、まれな疾患の研究には不向きである。