1→棘上筋は、上肢帯筋のひとつであり、肩甲骨の棘上窩、棘上筋膜の内面から、肩峰の下を外方へ走り、上腕骨大結節の上部へ繋がっている。肩関節の外転の役割を担う。肩峰には、三角筋がつく。
2→小円筋は、上肢帯の筋であり、 棘下筋に一部覆われている肩甲骨の後面外側縁上部の1/2から、上腕骨大結節の下部へ繋がる。 肩関節の外旋・内転の役割を担う。関節下結節は、肩甲骨関節窩の下方にある骨隆起で、上腕三頭筋長頭がつく。
3→小胸筋は、胸郭外側面にある胸腕筋のうちの一つ。 肋骨前面(第3~第5前面)から、上外方に集まりながら、肩甲骨の烏口突起に繋がる。 肩甲骨の外側を下方に引くと同時に、肋骨(第3~第5)を引き上げる役割を担う。
4→小菱形筋は、菱形筋のうち、第6・第7頸椎の棘突起から、外下方に斜走して肩甲骨内側縁上部に繋がる。 肩甲背神経の支配を受け、 肩甲骨を上内方へと引く役割を担う。肩甲骨下角周辺には、大円筋がつく。