1→体内の循環血液量が減ると、腎臓への血流量も減るために尿量が減少する。
2→脱水などで血液が濃縮されると、血漿浸透圧が上昇する。体内の水分量が減っているということなので、尿量も減少する。
3→バソプレシンは、腎臓の集合管での水の再吸収を促進する。体内の水分が足りないときに、水分が尿として排泄されるのを防いで、血液が濃縮されるのを防ぐため、バソプレシン分泌が増加すると、尿量は減少する。
4→心肺部圧受容器は、心房や肺血管での血液量をモニターしている。血液量が増加すると、この受容器の活動が亢進し、バゾプレシン分泌が減少し、尿量が増加する。逆に血液量が低下すると、この受容器の活動が低下し、バゾプレシンの分泌が増加するため、尿量が減少する。