1→排尿反射は、脳幹と脊髄(仙髄)に反射中枢がある。膀胱内圧の上昇により、膀胱壁にある伸展受容器が刺激され、脊髄から脳幹の排尿中枢に伝わり、大脳皮質を通って脊髄(仙髄)の排尿中枢に伝えられる。
2→姿勢反射は、小脳が反射中枢として関与している。小脳は、運動する際に筋力の微妙な調節を行ったり、筋力のバランスを保持するように働く。
3→腹壁反射は、表在反射の一つで、錐体外路系の障害の有無を診断する際の反射として用いられる。錐体外路系には、中枢神経系の部分が広範にわたって属しており、大脳皮質、間脳視床、大脳基底核、視床下核、小脳、中脳の赤核と黒質、脳幹網様体、中脳被蓋(ひがい)、オリーブ核、前庭神経核などがある。
4→射乳反射時には、視床下部が反射中枢として働き、視床下部内の神経核の全てのオキシトシン細胞が同期してバースト発射を起こす。