1→ケルニッヒ徴候とは、髄膜刺激症状の一つ。仰臥位の状態で下肢を曲げ伸ばししようとすると、抵抗や疼痛を感じる。
2→ブルンベルグ兆候とは、腹膜刺激症状の一つ。患者の腹壁を手で垂直に圧迫し、その手を急に離すと、鋭い痛みを感じる。 反跳痛または反動痛とも呼ばれる。急性腹膜炎でも見られる。
3→ロンベルグ徴候とは、脊髄後索の障害の有無を評価するための神経学的試験で、位置覚の基本的な検査。開眼した状態で足をそろえて立ち、閉眼することによって、開眼時よりも身体の動揺が大きくなり、最後には転倒に至る現象。
4→バビンスキー徴候とは、 乳幼児の脳や脊髄の運動神経下降路における障害の有無を調べる検査。底の外側部をこすると足母指が背屈する現象。