1→超音波は、水を通して検査されるため、水分量が少ない肺は、検査方法として適切ではない。超音波検査は、胸水の検体採取時や肝臓や副腎への転移診断に使用される。
2→肺癌は、肺野や脳、骨、副腎など他の臓器に転移しやすいため、転移の有無の確認検査は重要である。CT検査では、胸部X線検査で分かりにくかった体の深い部分にある腫瘍の位置や大きさを確認することができる。CT検査は、リンパ節転移や他臓器への転移の診断にも有用である。
3→MRI検査では、CT検査では撮影しにくい箇所の検査に用いられる。特に、脳転移の有無の確認で行われることが多い。
4→癌細胞には、ブドウ糖をたくさん取り込む性質があるため、放射性ブドウ糖類似物質を注射し、癌の位置を確認する検査。CTと組み合わせてPET/CTとして行われることが多い。