1→ダンピング症候群では、胃が切除され、食物が腸に移動し、短時間で吸収されることにより、一時的に高血糖になり、これに反応してインスリンがたくさん分泌され、急激に血糖が下がり、低血糖になることによって起こる。 低血糖症状として、冷汗、頭痛、倦怠感、めまい、手指震戦などがある。
2→通常、食べた物は胃の中で胃液によって薄められるが、胃切除後は、食物が薄められずに高濃度、高浸透圧のまま小腸に送り込まれる。そのため、腹部膨満となり、吐き気や嘔吐、腹痛が起きる。
3→一時的に高血糖になるが、その後低血糖になる。ダンピング症候群の所見としては、低血糖の方が適切。
4→胃の切除により、胃液分泌量の低下と貯留機能の破綻により、浸透圧の高い食べ物が腸内に急速に排出されるため、下痢となる。