1→ファレンテストとは、手根管症候群が疑われる際に、手首を直角に曲げて手の甲をあわせて保持し、1分間以内にしびれ、痛みが悪化するかどうかを確認するテスト。悪化した場合、ファレンテスト陽性という。陽谷は、細い血管に通じており、暑さで動悸がするときに有効とされている。
2→フィンケルシュタインテストとは、ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)が疑われる際に、母指を小指側に牽引したときに痛みが強くなるかどうかを確認するテスト。長期にわたる肘への負担により、肘部の経筋や経脈を労損し、疼痛が起こるよと考え、橈骨茎状突起部の圧痛部、列欠、経渠、陽溪、偏歴、温溜を治療穴としている。
3→ペインフルアークサインとは、腱板損傷テストのことであり、痛めた側の腕を横から上に挙げてみて60°から120°の範囲で痛みが出現すれば陽性となる。魄戸は、肩こりや首こり、腰痛、逆子などに用いられる。
4→アドソンテストは、胸郭出口症候群の判別のために用いられる検査方法。雲門は、四十肩、五十肩解消や胸痛、上肢拳上障害に効果がある。また、肺経に属し、喘息や喉の痛み、咳風邪、花粉症に対しても効果があるとされている。