1→頭板状筋は、首の後ろ側にある筋肉で、「項靱帯、第7頸椎、第1~第3もしくは第4胸椎棘突起」を起始とし、「側頭骨乳様突起の後面、上項線の外側で胸鎖乳突筋の付着部深層」に停止する。大椎穴が治療穴である。脳空は、後頭筋と関連し、頭痛症状や眼精疲労回復に効く治療穴である。
2→側頭筋は、咀嚼筋の一つであり、側頭鱗及び側頭筋膜深葉内面を起始とし、下顎骨筋突起に停止する。角孫(三焦経)の上1寸5分にある率谷が治療穴である。
3→後頭筋は、後頭部にあり、前頭筋と帽状筋膜に繋がる。懸顱が治療穴である。風池は、頭板状筋、頭半鰊筋と関連し、頭痛や顔面痛、眩暈、目耳鼻喉のすべての病に著しい臨床効果を示すとされている。
4→僧帽筋は、いわゆる肩凝り筋であり、肩井が治療穴である。玉沈は後頭筋と関連し、頭痛や眩暈、肺症状、鼻詰まりに効くとされている。