1→陽白は、眉毛中央の上1寸の位置にあり、目の周りの筋肉のコリをほぐし、血行不良を改善するツボである。顔面神経麻痺に対して、用いられることのある局所治療穴は、四白、地倉、下関、頬車、迎香、合谷、内庭、太衝などである。
2→四白は、瞳から真下、下瞼の骨の淵下0.3寸の位置にあり、眼の充血や腫脹、疼痛、口や眼のゆがみ、眼瞼痙攣、頭部・顔面の疼痛などの顔面神経麻痺に対して用いられることがある。
3→顴髎は、顔面神経頬骨枝支配の大頬骨筋の上に位置し、口角を外上方に引き上げる動きに効果がある。口や眼のゆがみ、眼瞼痙攣、歯痛、目の黄ばみなどの顔面神経麻痺に対して用いられることがある。
4→地倉は、顔面部、口角の外方0.4寸の位置にあり、口角のゆがみ、流涎症、眼瞼痙攣などの顔面神経麻痺に対して用いられることがある。