1→肩貞は、肩周囲部、肩関節の後下方、腋窩横紋後端の上方1寸に位置し、肩甲部の痛み、手や腕の痛みがある際に用いられる。
2→肩インピンジメント症候群とは、上腕を外転する過程で、上腕骨と肩峰の間に腱板の一部や肩峰下滑液包などが挟み込まれ、繰り返して刺激が加わると滑液包に浮腫や出血が起こる病態。肩髃は、肩周囲部、肩峰外縁の前端と上腕骨大結節の間の陥凹部にあり、肩が上がらない病態の際に用いられる治療穴。
3→肩井は、首のつけ根と肩先を結ぶ線の中央に位置し、肩凝りの際に用いられることが多い。
4→肩外愈は、肩甲骨上角のすぐ内側に位置し、肩背部の痛みがある際に用いられる。