「24歳の女性。月経開始から2日間ほど月経痛が激しく、吐き気がある。腰痛もあるが、特に下腹部痛が強く憂うつになる。不正性器出血や月経周期の異常はなく、器質的な障害もない。」下腹部痛の原因に最も関与するのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→ヒスタミンは、肥満細胞より放出され、血管拡張によりかゆみが出現する伝達物質である。下腹部痛の原因には直接関与しない。
2→アドレナリンは、交感神経が興奮状態になる時に、副腎髄質より分泌される神経伝達物質でる。心拍数や血圧を上げる作用や心筋収縮力の上昇させる作用などがある。下腹部痛の原因には直接関与しない。
3→オキシトシンは、主に子宮を収縮したり射乳に関係するホルモン物質である。下腹部痛の原因には直接関与しない。
4→プロスタグランジンは、発痛増強物質である。発痛物質であるブラジキニンを増強させる作用があるため、下腹部痛の原因に関与する物質である。