1→運動によって骨に物理的な刺激を与えることは、骨密度の増加につながる。よって、運動は骨粗鬆症における骨折の予防に働く。
2→喫煙は骨折や骨粗鬆症のリスクを高めるだけでなく、骨折してから治癒までの期間を長引かせてしまうリスクがある。これはニコチンがエストロゲンの働きを阻害するためである。
3→糖尿病は、コラーゲンの質の低下、インスリン作用の低下、糖質コルチコイドの分泌量増加により、骨強度の低下を招くとされている。
4→副腎皮質ステロイド薬は骨粗鬆症における骨折危険因子の一つで、ステロイド性骨粗鬆症と呼ばれる。長期ステロイド治療を受けている患者の30~50%に骨折が生じるとされている。