1→伝染性単核球症は、エプスタイン-バーウイルス(ヒトヘルペスウイルス4型)によって引き起こされ、疲労、発熱、咽頭炎、リンパ節腫脹を特徴とする。
2→アデノウイルスは、流行性角結膜炎や咽頭結膜熱、上気道炎、扁桃腺炎など引き起こす。主な症状は発熱、結膜炎、咽頭炎である。流行性角結膜炎は、一般に「はやり目」と呼ばれる。
3→手足口病はその名の通り、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、原因ウイルスはエンテロウイルスとコクサッキーウイルスである。
4→突発性発疹症は、突然の高熱と解熱前後の発疹が特徴で、特に治療をすることなく改善するウイルス感染症である。原因となるウイルスは、「ヒトヘルペスウイルス6型」あるいは「ヒトヘルペスウイルス7型」である。99%の人は、3歳までにこれらのウイルスに感染するとされている。