第30回鍼灸師国家試験 問題157

1→大殿筋は股関節の伸展が作用であり股関節の伸展が弱いため症例では骨盤が前傾してしまう。症例から膝のアライメント異常はなくよって大殿筋が伸長し弱化している筋として適切である。

2→大腰筋は脊柱を安定させる役割を持っていて腰椎と関わるが骨盤では腸骨筋が深く関わり大腰筋は適切ではない。

3→大腿直筋は膝関節のアライメントに異常がないので伸長し弱化している筋として適切ではない。

4→大腿筋膜張筋は股関節の屈曲、外転、内旋に作用し骨盤の安定を行い腰椎の弯曲も調整されるが腰椎の前弯が強く骨盤が前傾し伸長し弱化している筋とされている事から股関節の伸展の作用をもつ大殿筋が最も適切であり大腿筋膜張筋は適切ではない。