1→手五里は上腕三頭筋の外側縁・肘窩横紋の上方3寸にあり温溜は前腕後外側、手関節背側横紋の上方5寸にありいずれも橈骨神経の走行上にあり適切な組み合わせである。
2→尺沢は肘窩横紋上、上腕二頭筋腱外方の陥凹部にあり筋皮神経支配であるのに対し通里は尺側手根屈筋腱の橈側縁に尺骨神経支配であり正中神経麻痺の治療には適さない。
3→陽輔と懸鐘は腓骨の前方にあり浅腓骨神経支配であり深腓骨神経麻痺の治療には適さない。
4→条口は膝蓋靭帯外方の陥凹部にある犢鼻の下方8寸、解渓は足関節前面の中央の陥凹部、長母子伸筋腱と長指伸筋腱の間の陥凹部にありいずれも深腓骨神経支配であり脛骨神経麻痺の治療には適さない。