1→過敏性腸症候群(IBS)は、特別な原因がないのに数か月にわたって便通異常(便秘や下痢)が続く状態になる。
2→急性細菌腸炎は、食中毒などがこれにあたる。細菌に感染し腹痛、下痢、血便などが症状としてみられる。原因菌としてカンピロバクター、サルモネラ、O-157などがある。
3→潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる疾患である。原因不明で、難病指定されている。症状は、下痢や血便、腹痛などがある。
4→クローン病は、若年者に多く、口腔から肛門までの消化管の粘膜に炎症や潰瘍ができてしまう疾患である。原因は不明で難病に指定されている。症状は、腹痛、下痢、体重減少、肛門周囲膿瘍、痔瘻、腸閉塞、腸穿孔などがある。