1→うっ血性心不全のNYHA Ⅳ度は、「心疾患を有し、安静時にも心不全症状や狭心症が起こる者」であり、リハビリテーションなどを行う段階ではない。
2→急性大動脈解離は、大動脈の中膜が裂けて解離した状態になる。破裂する可能性があり、特に上行大動脈に解離が及ぶと致死率も高くなると言われている。
一刻も早い治療を受ける必要があるため、リハビリテーションの適応ではない。
3→大動脈弁狭窄は、大動脈弁が何らかの原因で十分に開かない状況になり、心臓に負担がかかり心不全などを引き起こす。高度な大動脈弁狭窄だと手術適応になる場合もあり、リハビリテーションの適応ではない。
4→冠動脈バイパス術後は、運動療法などの心臓リハビリテーションを行うことでバイパス血管の再梗塞を防ぐのに役立つ。また、冠動脈硬化症の再発の予防にも役立つ。