次の文で示す症例で行った検査法はどれか。 「55歳の男性。最近、耳の聞こえが悪くなり来院した。音叉を鳴らし、その把持部を乳様突起に当て、音が聞こえなくなった後、外耳孔近くで音叉の音を聞かせた。」
正解!
不正解 答え 1
1→症例の検査はリンネ検査である。乳様突起で聞こえる音は骨導音である。外耳孔近くで聞こえる音は気導音である。 気導音が聞こえにくかったり聞こえない場合は伝音性難聴が疑われる。
2→ロンベルグ検査は、足を閉じて立位をとり、目を開けていれば安定して立っていられるのに目を閉じたら安定性が悪くなり倒れてしまったりすると陽性である。陽性のときは脊髄性の運動失調が疑われる。
3→ビング検査は、聴力検査のひとつであるが敏感さに欠ける。
4→ウェーバー検査は、振動する音叉を額中央に当てて患側がよく聞こえたら伝音性難聴、健側がよく聞こえたら感音性難聴と判断する。