1→門脈圧亢進症により、門脈圧が高くなると、脾臓から門脈に向かう血流が妨げられるため、脾臓が腫大する。 脾臓が腫大することにより、白血球や血小板の数が減少する。血小板が減少すると、出血のリスクが高くなる。また、門脈圧亢進により、食道に静脈瘤ができやすくなり、何らかの原因で静脈瘤が傷つくと、吐血に繋がる。
2→喀血は、咳とともに出る血液であり、原因としては肺結核、肺炎、肺梗塞、心不全などがある。
3→血尿の原因としては、悪性腫瘍や結石、膀胱炎などの炎症、腎臓や血液から尿を濾過する糸球体の病気などが考えられる。
4→血胸とは、肺と胸壁との間に血液がたまること。 原因としては、胸部外傷が多いが、内科疾患としては、肺梗塞や大動脈瘤破裂、癒着のある気胸再発時などがある。