中指背側の痛みを認める患者に対し、罹患部のデルマトームを考慮した治療穴で適切なのはどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→手三里のデルマトームは、首・肩こりと範囲が一致している。
2→デルマトームとは、皮膚分節や皮膚感覚帯とも呼ばれ、脊髄から出る神経根ごとの皮膚表面の感覚(触覚、痛覚、温度覚)の領域を表したもの。中指背側のデルマトームは、C7領域が中心である。前腕背側中央もC7領域が中心であり、外関が適切。
3→消濼は、橈骨神経溝中にあり、C6領域が中心である。下垂手や回外運動不能、手関節・手指伸展不能、手根・指屈曲位などの運動麻痺、上腕前腕の背面、手背橈側半の皮膚の知覚異常などが症状であり、設問の症状とは一致しない。
4→少海は、頸肩腕症候群などによる腕の痛みや痺れ、肩こりに有効とされている。