次の文で示す患者の病証で最も適切なのはどれか。「69歳の男性。主訴は呼吸促迫。冬になると症状が増悪する。少し動くだけで息切れが起こる。手足は冷たく、淡は希薄で色は白っぽい。舌質は淡白、脈は弱。」
正解!
不正解 答え 4
1→気虚では、疲れや倦怠感があり、体が冷えやすい状態になる。 胃腸が弱くなり、体力も無く免疫機能も低下し、風邪を引きやすい傾向がある。設問の患者には当てはまらない。
2→血虚では、頭に届く血の量が不足し、脳が栄養不足状態になり、めまいなど貧血のような症状や、物忘れしやすい、集中できない、思考力が低下するなどの症状も見られる。設問の患者には当てはまらない。
3→陰虚では、口腔内の乾燥や便秘、空咳など体内の水分量が減っていることによる症状が見られる。設問の患者には当てはまらない。
4→陽虚になると、推動、温煦、気化などの作用が衰え、息切れや手足の冷え、淡白舌などの症状が現れる。