「78歳の女性。主訴は疲労感。最近、疲れやすく、動くのが面倒になった。意欲が低下し、食欲も減退している。病院ではサルコペニアと言われた。」本症例の診断に用いないのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→握力は全身の筋力の指標となり、サルコペニアの診断に用いられる。
2→歩行速度の低下はサルコペニアの主要な症状であり、サルコペニアの診断に用いる。
3→サルコペニアは、加齢による骨格筋量の低下と定義される。骨格筋量は筋の周径や超音波、CTによって評価される。
4→サルコペニアは骨格筋量、筋力、歩行機能の評価により診断される。筋量の低下から有酸素運動の能力低下がみられることがあるが、一般に酸素飽和度の低下はみられない。