東洋医学臨床論|鍼灸師国家試験問題|101問〜120問
第27回国家試験 問題135
「18歳の男性。昨日雨に濡れ、その夜から悪寒、発熱、後頭部痛が出現した。脈は浮緊、舌は淡紅で薄白苔。咳、痰、鼻水はない。」本症例の病証で最も適切なのはどれか。
第23回国家試験 問題140
次の文で示す患者についての問いに答えよ。
「57歳の女性。閉経は54歳。最近、顔のほてりと発汗が頻発し、耳鳴り、めまい、手足のほてり、腰部の重だるさ、肩こりを随伴し受診した。ホルモン検査で異常が指摘された。舌質は暗紅、舌苔は少なくやや乾燥。脈は細数。小腹不仁が認められた。」
患者の病証への治療方針で適切なのはどれか。
第30回国家試験 問題143
次の文で示す病証として適切なのはどれか。
「32 歳の女性。主訴は眼精疲労。最近、月経血の量が少なく色も薄くなった。緊張すると手がふるえ、夜中にこむら返りが起こりやすい。舌は淡白、脈は�濇を認める。」
第26回国家試験 問題123
次の文で示す症例に対して障害神経を考慮して循経取穴を行う場合、最も適切な治療穴はどれか。「46歳の女性。最近、指尖で物をつまむピンチ動作ができなくなったため来院。ティアドロップ徴候は陽性。知覚障害は認められなかった。」
第21回国家試験 問題127
緊張型頭痛に対する局所治療について、罹患筋と治療穴との組み合わせで正しいのはどれか。
第24回国家試験 問題118
機能性月経困難症の患者の治療でデルマトームを考慮して選穴する場合、適切でないのはどれか。
第24回国家試験 問題138
次の文で示す症例について、問題137、問題138の問いに答えよ。「42歳の男性。腹痛、腹部膨満感、食欲不振、軟便が2か月続いている。近医の診察で機能性胃腸症と言われた。ストレスが多い仕事に就いている。強いストレスがかかると症状が増悪する。舌苔は白膩。脈は弦。」
問題138本患者の腹痛の性質はどれか。
第26回国家試験 問題135
「37歳の男性。主訴は不眠。仕事の期限に間に合わせるため長時間労働が続き、疲労感とともに肩こり、腹部膨満感、中途覚醒に悩まされている。よくため息をつく。舌診では舌辺が赤く、腹診では胸脇苦満が認められた。」本症例が示す病証でみられやすい脈状はどれか。
第25回国家試験 問題134
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「24歳の男性。1か月前から右下肢痛を自覚。近医を受診してMRI検査にて椎間板ヘルニアと診断された。SLRテスト陽性。アキレス腱反射減弱。」
問題134 障害神経根のデルマトーム領域に治療穴を求める場合、最も適切なのはどれか。
第23回国家試験 問題133
次の文で示す病証についての問いに答えよ。
「38歳の女性。転職をきっかけに月経痛が増悪した。仕事が忙しくなるとイライラして症状もひどくなる。鍼灸院で肝気鬱結と言われた。」
最も現れやすい所見はどれか。
第29回国家試験 問題137
次の文で示す症例の原因となる筋への治療穴として最も適切なのはどれか。「13歳の男子。サッカーをしており、最近になり膝前下部の運動時痛と腫脹が認められた。」
第26回国家試験 問題137
「69歳の男性。主訴は頻尿。一晩に2、3回トイレに行く。泌尿器科で過活動膀胱と診断された。舌診では舌根部の舌苔が厚く、腹診では下腹部の軟弱がみられた。脈診では左尺中の沈が虚であった。」本疾患の排尿に関する症状で最も適切なのはどれか。
第22回国家試験 問題139
次の文で示す症例についての問いに答えよ。
「33歳の女性。疲労しやすく、抑うつ状態が続いている。肩こり、食欲不振を伴い、最近では早朝覚醒がみられる。他に時々喉が詰ったような違和感がある。舌は薄白苔、脈は弦脈を呈した。」
本症例でみられやすい腹診所見はどれか。
第24回国家試験 問題119
異常歩行とその原因となる筋に対する局所治療穴との組合せで正しいのはどれか。
第23回国家試験 問題130
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「51歳の女性。主訴は股関節の痛み。痛みのため台所の立ち仕事が長く続けられない。近医にて変形性股関節症と診断された。」
問題 この患者に勧める運動指導で最も適切なのはどれか。
第29回国家試験 問題143
次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「36歳の女性。主訴は咳嗽。せき込むと粘稠で白色の痰を多量に喀出する。緩解と増悪を繰り返しながら3年が経過している。子どもの頃から食が細く、痩せている。舌は淡、白膩苔、脈は滑を認める。」
第24回国家試験 問題129
次の文で示す患者の仙骨部に施灸する場合、最も適切なのはどれか。「5歳の男児。夜間の遺尿が続いている。鍼灸治療は初めて。」
第24回国家試験 問題130
高齢者の運動器の機能評価に用いるのはどれか。
第26回国家試験 問題140
「36歳の女性。締め付けの強い下着をはくようにしたところ、最近、太ももの外側部に痛みとしびれが起こったので来院した。運動麻痺はない。MRIでは腰椎の異常はなかった。」本症例に対する刺鍼部位として最も適切なのはどれか。
第26回国家試験 問題132
次の文で示す症例に対し、局所治療穴を定めるための徒手検査で陽性になる可能性が最も高いのはどれか。「21歳の男性。大学で水泳部に所属し、専門はフリースタイル。肩の外転、屈曲時に肩前外側に痛みを呈する。」