東洋医学臨床論|鍼灸師国家試験問題|101問〜120問

第30回国家試験 問題152

次の文で示す症例について、問題 151、問題 152 の問いに答えよ。
「25 歳の男性。 3 か月前から膨満感を伴う上腹部痛、嘔気が続く。症状はストレス で増悪、噯気で軽快する。下痢はない。舌は薄黄苔、脈は弦を認める。」
問題 152 上腹部痛の性質として最も適切なのはどれか。

第27回国家試験 問題116

東洋医学的な治療方針として、身体を温めるべき症状はどれか。

第25回国家試験 問題130

次の文で示す症例に対する治療でデルマトームを応用した経穴として最も適切なのはどれか。「22歳の女性。主訴は便秘。便意の抑制の習慣化により発症した。近医を受診し、器質的病変は認められなかった。」

第30回国家試験 問題145

次の文で示す経脈病証で障害されている経脈の同名経を施術する場合、最も適切な治療穴はどれか。
「72 歳の男性。 3 日前から急に腰が痛くなり、身体を反らすことができなくなっ た。陰囊の脹痛、胸満、遺尿もみられる。」

第25回国家試験 問題119

次の文で示す患者の病証に対し、八会穴を用いて治療を行う場合、最も適切なのはどれか。
「35歳の女性。1ヶ月前に出産し、現在授乳中だが、乳房に張った感じがなく、乳汁の分泌が少ない。出産時に出血が多かったせいか顔色は青白く、爪や唇の色は白っぽい。舌質は淡、脈は虚細。」

第27回国家試験 問題121

次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「46歳の男性。主訴は肩こり。仕事で神経を使うことが多く肩こりが気になり始めた。イライラしやすく、こりがひどくなると肩上部のつまった感じがする。脈は左関上が弦。」

第29回国家試験 問題149

次の文で示す患者の経脈病証を原絡配穴法で治療する場合、主証で選穴するのはどれか。「28歳の男性。2か月前から上歯痛や鼻出血、腹鳴がみられるようになり、昨日から舌根部や心窩部が痛み、食事をすると嘔吐するようになった。」

第23回国家試験 問題121

次の文で示す症例で最も疑うべき障害部位はどれか。「68歳の女性。主訴は左殿部の痛み。ローゼル・ネラトン線を指標とした検査で左側に異常を認めた。ニュートンテスト陰性。」

第23回国家試験 問題129

次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「51歳の女性。主訴は股関節の痛み。痛みのため台所の立ち仕事が長く続けられない。近医にて変形性股関節症と診断された。」
問題 パトリックテストの操作として適切なのはどれか。

第27回国家試験 問題139

「78歳の女性。主訴は疲労感。最近、疲れやすく、動くのが面倒になった。意欲が低下し、食欲も減退している。病院ではサルコペニアと言われた。」本症例の診断に用いないのはどれか。

第24回国家試験 問題138

次の文で示す症例について、問題137、問題138の問いに答えよ。「42歳の男性。腹痛、腹部膨満感、食欲不振、軟便が2か月続いている。近医の診察で機能性胃腸症と言われた。ストレスが多い仕事に就いている。強いストレスがかかると症状が増悪する。舌苔は白膩。脈は弦。」
問題138本患者の腹痛の性質はどれか。

第25回国家試験 問題128

次の文で示す症例で罹患筋を対象に施術する場合、最も適切なのはどれか。
「32歳の男性。野球チームでピッチャーをしている。最近、投球動作でフォロースルー期に肩後方の痛みを感じるようになった。」

第29回国家試験 問題151

「45歳の女性。主訴は倦怠感。1か月前より強くなった。寒がりで、動作が緩慢である。食欲低下、便秘、月経過多、徐脈を認める。」最もみられる身体所見はどれか。

第26回国家試験 問題131

末梢神経麻痺と罹患筋への低周波鍼通電療法で用いる経穴との組合せで最も適切なのはどれか。

第22回国家試験 問題139

次の文で示す症例についての問いに答えよ。
「33歳の女性。疲労しやすく、抑うつ状態が続いている。肩こり、食欲不振を伴い、最近では早朝覚醒がみられる。他に時々喉が詰ったような違和感がある。舌は薄白苔、脈は弦脈を呈した。」
本症例でみられやすい腹診所見はどれか。

第29回国家試験 問題152

「45歳の女性。主訴は倦怠感。1か月前より強くなった。寒がりで、動作が緩慢である。食欲低下、便秘、月経過多、徐脈を認める。」病証として最も適切なのはどれか。

第23回国家試験 問題118

鍼施術が有効な睡眠障害で最も適切なのはどれか。

第23回国家試験 問題135

次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「35歳の女性。左側の首の付け根付近のこり感が強い。大杼から上方に引いた線が僧帽筋上部線維の前縁を超えたところの陥凹部に顕著な圧痛・硬結を認めた。頚部の右側屈で左頸部外側から肩甲骨上角にかけて伸張痛がある。上肢症状はない。」
罹患筋として最も適切なのはどれか。

第25回国家試験 問題123

肩関節外転90度で外旋の自動運動を行ったところ、肩の後方の疼痛を自覚した。罹患筋への刺鍼部位として最も適切なのはどれか。

第25回国家試験 問題136

次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「68歳の男性。主訴は呼吸困難。体を動かすと呼吸が苦しくなる。樽状胸を呈し、痩せている。呼吸機能検査で1秒率の低下および胸部エックス線写真で肺野の透過性亢進を認めた。ブリンクマン指数は960。」
問題136 本症例の呼吸機能を改善することを目的とした鍼治療で、最も適切な対象となる筋はどれか。