東洋医学臨床論|鍼灸師国家試験問題|121問〜140問

第26回国家試験 問題117

次の文で示す患者の病証に対する治療方針で最も適切なのはどれか。「40歳の男性。主訴は肩こり。人間関係のトラブルから徐々に自覚。頸肩部の動作時痛や牽引感はないが、肩の張りが持続する。ひどくなると咽に何かがつかえた感じがする。」

第25回国家試験 問題125

脳卒中後の後遺症による上肢の屈曲拘縮に対し、拮抗抑制を利用する目的で低周波鍼通電療法を行う場合の経穴の組合せで最も適切なのはどれか。

第27回国家試験 問題137

「63歳の女性。主訴は尿もれ。咳をしたり、重い荷物を持ったりすると尿がもれる。腰背部がだるく、足が冷える。舌は淡で歯痕、脈は沈細。」本症例の尿もれと最も関係するのはどれか。

第23回国家試験 問題128

消穀善飢を伴う消渇病の食事療法について、最も摂取を控えなければならない味はどれか。

第23回国家試験 問題140

次の文で示す患者についての問いに答えよ。
「57歳の女性。閉経は54歳。最近、顔のほてりと発汗が頻発し、耳鳴り、めまい、手足のほてり、腰部の重だるさ、肩こりを随伴し受診した。ホルモン検査で異常が指摘された。舌質は暗紅、舌苔は少なくやや乾燥。脈は細数。小腹不仁が認められた。」

患者の病証への治療方針で適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題123

次の文で示す症例で経脈を考慮した治療穴として最も適切なのはどれか。「19歳の男性。2か月前に左足関節の内がえし捻挫を起こし、今も痛みが取れない。イライラしやすく、左肩上部のつっぱり感がある。」

第24回国家試験 問題116

変形性膝関節症の患者に対するSOAP方式による経過記録でPに相当するのはどれか。

第30回国家試験 問題139

次の文で示す病態により生じたスポーツ外傷・障害に対する検査法はどれか。
「膝関節の屈伸動作時に、ある組織が大腿骨外側上顆で繰り返し摩擦を生じる一種の使い過ぎ症候群である。」

第29回国家試験 問題141

次の文で示す患者に対し、八会穴を用いて治療を行う場合、膈兪とともに選穴するのはどれか。「47歳の女性。2か月前からめまいがあり、頭部MRI検査では異常はなかった。疲れやすく、風邪を引きやすい。爪の色が薄く、経血量の減少がある。舌は淡、脈は弱を認める。」

第26回国家試験 問題134

次の文で示す症例に対する治療穴で最も適切なのはどれか。「35歳の女性。職業は事務員。右前腕前面近位部の疼痛と第1指から第4指橈側半の掌側および母指球にしびれがある。前腕の回内動作に抵抗を加えると症状が増悪する。ファレンテスト陰性。」

第22回国家試験 問題139

次の文で示す症例についての問いに答えよ。
「33歳の女性。疲労しやすく、抑うつ状態が続いている。肩こり、食欲不振を伴い、最近では早朝覚醒がみられる。他に時々喉が詰ったような違和感がある。舌は薄白苔、脈は弦脈を呈した。」
本症例でみられやすい腹診所見はどれか。

第25回国家試験 問題128

次の文で示す症例で罹患筋を対象に施術する場合、最も適切なのはどれか。
「32歳の男性。野球チームでピッチャーをしている。最近、投球動作でフォロースルー期に肩後方の痛みを感じるようになった。」

第29回国家試験 問題158

「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」罹患筋を広範囲に刺激するのに最も適切な治療穴はどれか。

第23回国家試験 問題115

次の文で示す病証について、八脈交会穴を用いた治療で最も適切なのはどれか。「背中がこわばり、陰の部が緩んで陽の部がひきつる。」

第24回国家試験 問題117

四診法で得られた所見で予後が最も悪いのはどれか。

第27回国家試験 問題121

次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「46歳の男性。主訴は肩こり。仕事で神経を使うことが多く肩こりが気になり始めた。イライラしやすく、こりがひどくなると肩上部のつまった感じがする。脈は左関上が弦。」

第28回国家試験 問題140

「18歳の男性。主訴は頭痛。7日前に薄着で体が冷え、その日の夜から悪寒、発熱、頭痛を自覚し、風邪薬を飲んでも完治しない。咳と痰はなく、汗をかきやすい。舌は薄白苔、脈は浮緩。」本症例に対する治療として適切なのはどれか。※正解と思われるものを2つ選べ。

第21回国家試験 問題132

鵞足を構成する筋の緊張を取るのに最も適切な治療穴はどれか。

第30回国家試験 問題157

次の文で示す症例について、問題 157、問題 158 の問いに答えよ。
「62 歳の女性。主訴は腰痛。立位で腰椎の前弯が強く、骨盤が前傾している。膝関節のアライメントの異常はみられなかった。」
問題 157 伸長し弱化している筋として最も適切なのはどれか。

第26回国家試験 問題121

次の文で示す患者の病証に対する治療方針で最も適切なのはどれか。「35歳の女性。主訴は月経痛。1年前に第4子を出産してから月経後に疲労・倦怠感が強くなり、足腰がだるく、耳鳴りもある。経血は色が淡く、量は少なく稀薄。舌質は淡、脈は沈細。」