令和元年度(第28回)鍼灸師国家試験問題|午後1問〜午後20問

第28回国家試験 問題121

次の文で示す症例に対して灸治療を行う場合に最も適切な経穴はどれか。「60歳の女性。主訴は陰部掻痒感。4日前に深酒をした。昨日より右膝内側から大腿部内側のひきつれ感がある。脈は左関上の浮数滑。」

第28回国家試験 問題122

次の文で示す症例の治療穴として太衝とともに用いる原穴はどれか。「49歳の女性。半年ほど前から、めまい、顔のほてりが起こりやすく、汗が出やすい。腰や膝がだるく、力が入らない。閉経している。舌質紅、脈細数。」

第28回国家試験 問題123

次の文で示す症例で経脈を考慮した治療穴として最も適切なのはどれか。「19歳の男性。2か月前に左足関節の内がえし捻挫を起こし、今も痛みが取れない。イライラしやすく、左肩上部のつっぱり感がある。」

第28回国家試験 問題124

腰部脊柱管狭窄症に対する診療においてSOAP形式で記録する場合、Aに該当するのはどれか。

第28回国家試験 問題125

筋肉痛に対する局所施術として、罹患筋と治療穴の組合せで正しいのはどれか。

第28回国家試験 問題126

次の文で示す患者の患側の徒手検査所見で、みられる可能性が最も高いのはどれか。「60歳の男性。2か月前から右頸肩上肢に痛みがある。近医にて頸椎症によるC6神経根障害と言われた。」

第28回国家試験 問題127

次の文で示す症状に対して罹患神経近傍へ施術する場合、最も適切な経穴はどれか。「手の骨間筋の萎縮がみられ、フローマン徴候陽性である。」

第28回国家試験 問題128

罹患筋支配の神経近傍への刺鍼を行う場合、症状と治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題129

罹患筋への治療穴として天泉を用いる疾患で、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。

第28回国家試験 問題130

次の文で示す症例について、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。「45歳の男性。2か月前から左腰下肢に痛みを感じる。前かがみで痛みが増強する。左足底部の知覚鈍麻、アキレス腱反射は減弱。間欠跛行はみられない。」

第28回国家試験 問題131

咬筋の過緊張による顎関節症に対する局所治療穴として最も適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題132

高齢者に対する評価法とその目的との組合せで正しいのはどれか。

第28回国家試験 問題133

徒手検査法の陽性所見と罹患筋への治療穴との組合せで適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題134

次の文で示す患者の罹患筋に対する治療穴として最も適切なのはどれか。「20歳の男性。ラグビーで反復性の肩関節脱臼を起こしている。先日、脱臼して整復されたが、肩の外側にしびれと筋の脱力感による挙上制限がみられた。」

第28回国家試験 問題135

「71歳の男性。100mの歩行で左下腿後面に絞扼痛が出現、休息で軽快。仰臥位で両下肢を挙上させ30秒足趾を屈伸させると患側足底部が白くなる。SLRテスト陰性。」身体診察で患側下肢にみられる所見はどれか。

第28回国家試験 問題136

「71歳の男性。100mの歩行で左下腿後面に絞扼痛が出現、休息で軽快。仰臥位で両下肢を挙上させ30秒足趾を屈伸させると患側足底部が白くなる。SLRテスト陰性。」本症例で、症状のある筋の支配神経近傍に刺鍼し、低周波鍼通電療法を行う場合、最も適切な経穴はどれか。

第28回国家試験 問題137

「26歳の男性。主訴は腹痛と下痢。IT企業でストレスの多い仕事に従事している。1日数回排便する。器質的な病変はない。」下痢の病態で最も適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題138

「26歳の男性。主訴は腹痛と下痢。IT企業でストレスの多い仕事に従事している。1日数回排便する。器質的な病変はない。」本症例の病証として最も適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題139

「18歳の男性。主訴は頭痛。7日前に薄着で体が冷え、その日の夜から悪寒、発熱、頭痛を自覚し、風邪薬を飲んでも完治しない。咳と痰はなく、汗をかきやすい。舌は薄白苔、脈は浮緩。」病証として最も適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題140

「18歳の男性。主訴は頭痛。7日前に薄着で体が冷え、その日の夜から悪寒、発熱、頭痛を自覚し、風邪薬を飲んでも完治しない。咳と痰はなく、汗をかきやすい。舌は薄白苔、脈は浮緩。」本症例に対する治療として適切なのはどれか。※正解と思われるものを2つ選べ。