東洋医学臨床論|鍼灸師国家試験問題|61問〜80問

第25回国家試験 問題136

次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「68歳の男性。主訴は呼吸困難。体を動かすと呼吸が苦しくなる。樽状胸を呈し、痩せている。呼吸機能検査で1秒率の低下および胸部エックス線写真で肺野の透過性亢進を認めた。ブリンクマン指数は960。」
問題136 本症例の呼吸機能を改善することを目的とした鍼治療で、最も適切な対象となる筋はどれか。

第22回国家試験 問題128

スポーツ障害と局所治療穴との組合せで最も適切なのはどれか。

第25回国家試験 問題130

次の文で示す症例に対する治療でデルマトームを応用した経穴として最も適切なのはどれか。「22歳の女性。主訴は便秘。便意の抑制の習慣化により発症した。近医を受診し、器質的病変は認められなかった。」

第26回国家試験 問題122

次の文で示す症例に対して障害部位を走行する経脈の同名経の治療穴で最も適切なのはどれか。「52歳の男性。主訴は膝外側の痛み。最近、趣味である朝のジョギング時に膝外側の痛みを自覚したことから来院。徒手検査でグラスピングサインが陽性であった。」

第26回国家試験 問題115

次の文で示す患者の病証に対して経脈の疏通を目的として治療する場合、最も適切な治療穴はどれか。「56歳の男性。主訴は右肩関節痛。右手で引き戸を右に開こうとする動作時に激痛が起こる。整形外科では、四辺形間隙症候群と診断された。」

第23回国家試験 問題115

次の文で示す病証について、八脈交会穴を用いた治療で最も適切なのはどれか。「背中がこわばり、陰の部が緩んで陽の部がひきつる。」

第23回国家試験 問題131

次の文で示す患者の患側に対する低周波鍼通電療法の刺鍼部位で最も適切なのはどれか。
「48歳の女性。右側の立脚相で明らかな左骨盤の沈下を認める。」

第22回国家試験 問題129

絞扼部への治療穴として照海穴が最も適切なのはどれか。

第21回国家試験 問題137

次の文で示す症例についての問に答えよ。
「23歳の女性。主訴は月経痛。下腹部の脹ったような痛みで月経血に血塊がみられる。下腹部を押すと痛みが増強。舌診では淡白舌、舌苔剥離、脈診では弦脈を呈した。」
病証に基づく治療方針として最も適切なのはどれか。

第23回国家試験 問題137

次の文で示す症例についての問いに答えよ。
「65歳の男性。1か月前から右足の冷えと歩行中の痛みが出るようになった。休むと痛みが軽減し、再び歩くことができる。ただし、前屈み姿勢により痛みは変化しなかった。痛みの部位はふくらはぎと足底。動脈の触診では膝窩動脈の拍動を確認できたが、右側下腿の動脈拍動は減弱。」
歩行中の痛みを起こす原因はどれか。

第26回国家試験 問題138

「69歳の男性。主訴は頻尿。一晩に2、3回トイレに行く。泌尿器科で過活動膀胱と診断された。舌診では舌根部の舌苔が厚く、腹診では下腹部の軟弱がみられた。脈診では左尺中の沈が虚であった。」本症例に対して難経六十九難に基づき、一つは肺経の経金穴を配穴した。もう一つの治療穴の部位はどれか。

第24回国家試験 問題129

次の文で示す患者の仙骨部に施灸する場合、最も適切なのはどれか。「5歳の男児。夜間の遺尿が続いている。鍼灸治療は初めて。」

第23回国家試験 問題136

次の文で示す症例についての問いに答えよ。
「35歳の女性。左側の首の付け根付近のこり感が強い。大杼から上方に引いた線が僧帽筋上部線維の前縁を超えたところの陥凹部に顕著な圧痛・硬結を認めた。頚部の右側屈で左頸部外側から肩甲骨上角にかけて伸張痛がある。上肢症状はない。」

本症例に低周波鍼通電療法を行う場合、陥凹部の圧痛・硬結部と組合せる刺鍼点として最も適切なのはどれか。

第25回国家試験 問題132

下顎を挙上し後方移動すると顎関節が痛む場合、主動作筋への局所治療穴として最も適切なのはどれか。

第30回国家試験 問題133

末梢性顔面神経麻痺で過誤再生による後遺症はどれか。

第27回国家試験 問題121

次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「46歳の男性。主訴は肩こり。仕事で神経を使うことが多く肩こりが気になり始めた。イライラしやすく、こりがひどくなると肩上部のつまった感じがする。脈は左関上が弦。」

第30回国家試験 問題138

スポーツ障害と罹患筋に対する治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。

第22回国家試験 問題121

痛みの性質と治療方針との組合せで最も適切なのはどれか。

第28回国家試験 問題123

次の文で示す症例で経脈を考慮した治療穴として最も適切なのはどれか。「19歳の男性。2か月前に左足関節の内がえし捻挫を起こし、今も痛みが取れない。イライラしやすく、左肩上部のつっぱり感がある。」

第22回国家試験 問題137

次の文で示す症例についての問いに答えよ。
「35歳の女性。1年前からめまい発作に苦しんでいる。めまいは、回転性で悪心・嘔吐を伴うこともある。他に難聴、耳鳴り、耳閉感がみられる。グリセロール検査陽性。舌診では胖大舌、白膩苔、脈は滑を呈した。」
本症例の所見として適切なのはどれか。2つ選べ。
(ハリスタ改変)