東洋医学臨床論|鍼灸師国家試験問題|61問〜80問
第28回国家試験 問題121
次の文で示す症例に対して灸治療を行う場合に最も適切な経穴はどれか。「60歳の女性。主訴は陰部掻痒感。4日前に深酒をした。昨日より右膝内側から大腿部内側のひきつれ感がある。脈は左関上の浮数滑。」
第23回国家試験 問題138
次の文で示す症例についての問いに答えよ。
「65歳の男性。1か月前から右足の冷えと歩行中の痛みが出るようになった。休むと痛みが軽減し、再び歩くことができる。ただし、前屈み姿勢により痛みは変化しなかった。痛みの部位はふくらはぎと足底。動脈の触診では膝窩動脈の拍動を確認できたが、右側下腿の動脈拍動は減弱。」
拍動の減弱を呈する動脈に向けた刺鍼で、足の冷えと痛みを治療するのに適切な経穴はどれか。
第22回国家試験 問題124
次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「18歳の女性。2週間前から耳鳴りがする。大学受験のため不安とイライラで情緒不安定となっている。顔が紅潮し、口が苦く咽の渇きを訴える。舌質は紅、脈は弦数。」
第30回国家試験 問題132
次の文で示す症例で罹患神経に対する治療穴として最も適切なのはどれか。
「35 歳の女性。妊娠に伴い母指から中指にかけてしびれが出現し、母指と示指で輪を作ろうとすると楕円型になる。」
第22回国家試験 問題136
次の文で示す症例について問いに答えよ。「35歳の女性。4年前からレイノー現象が出現し、最近では朝のこわばり、皮膚の硬化もみられるようになった。抗Scl-70抗体陽性。」
レイノー現象に対して局所への低周波鍼通電療法を行う部位で最も適切なのはどれか。
第26回国家試験 問題129
頸部の神経根障害により手関節背屈と肘関節屈曲の筋力低下がみられる患者に対し、デルマトームを考慮して治療する場合、最も適切な治療穴はどれか。
第23回国家試験 問題124
絞扼性神経障害について罹患神経と筋の組合せで正しいのはどれか。
第29回国家試験 問題142
次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「65歳の男性。1か月前から腰下肢のだるさがあり、最近では耳鳴りが断続的に起こる。舌は紅、脈は細数を認める。」
第27回国家試験 問題130
局所治療穴として曲池が最も適切なのはどれか。
第27回国家試験 問題118
次の文で示す患者の病証に対する治療方針で最も適切なのはどれか。「27歳の女性。長時間のVDT作業で目に疲れと乾きを感じる。視力も低下し、疲れがたまると時々手がふるえる。舌質は淡、舌苔は薄、脈は細。」
第21回国家試験 問題129
棘上筋のこりに対して鍼通電療法を行う場合、刺鍼部位の組合せとして最も適切なのはどれか。
第22回国家試験 問題122
痛む所が定まらない患者に対し、その部位を追いかけて次々と繰り返し刺鍼する十二刺はどれか。
第29回国家試験 問題137
次の文で示す症例の原因となる筋への治療穴として最も適切なのはどれか。「13歳の男子。サッカーをしており、最近になり膝前下部の運動時痛と腫脹が認められた。」
第30回国家試験 問題128
マン・ウェルニッケ肢位にある片麻痺患者に対して、上肢の痙性の改善を目的に相反性Ia抑制を応用した低周波鍼通電療法を行う場合、適切な治療穴の組合せはどれか。
第28回国家試験 問題129
罹患筋への治療穴として天泉を用いる疾患で、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。
第24回国家試験 問題129
次の文で示す患者の仙骨部に施灸する場合、最も適切なのはどれか。「5歳の男児。夜間の遺尿が続いている。鍼灸治療は初めて。」
第28回国家試験 問題130
次の文で示す症例について、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。「45歳の男性。2か月前から左腰下肢に痛みを感じる。前かがみで痛みが増強する。左足底部の知覚鈍麻、アキレス腱反射は減弱。間欠跛行はみられない。」
第28回国家試験 問題135
「71歳の男性。100mの歩行で左下腿後面に絞扼痛が出現、休息で軽快。仰臥位で両下肢を挙上させ30秒足趾を屈伸させると患側足底部が白くなる。SLRテスト陰性。」身体診察で患側下肢にみられる所見はどれか。
第24回国家試験 問題121
胃痛に対して行う低周波鍼通電療法で、デルマトームを応用した経穴の組合せとして正しいのはどれか。
第29回国家試験 問題127
鍼施術で気胸を起こすリスクが最も高い経穴はどれか。